廃校になった高校の横を通ります。

部活動に励む高校生の姿は、もはや、そこにはありません。

まだまだ強い日差しが、無人のグラウンドを照らし出しています。

なにやら、誰か、歩いています。

ネコです。

ネコが1匹、悠々と歩いています・・・

人が入らない廃校の敷地であろうと、ネコには関係ありません。

荒野を行く、しなやかな野生動物のように、街のネコが、ひとり、歩いています。

もともと、ネコには、すべてが大自然なのか。